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2005年03月21日

岐阜への道②まだまだ活かせる、貴重な“にほん”のレール

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今月末で「名古屋鉄道」として廃止される路面電車(岐阜市徹明町交差点にて)2月20日
政治活動・NPOの総会へ向けた理事会の準備等で一ヶ月以上も遅くなってしまいました。
さて、新岐阜改め名鉄岐阜駅に到着。会場まで歩いて行こうと思ったのですが、駅前にちょうど路面電車が待っていたので早速乗る。車内には見慣れた人が…。最近あちこちの活動に参加すると必ず誰かに出会う。(向かうところが一緒なので当然か。)
タイトルのシンポジウムにぎりぎり間に合う、私もその一員。岐阜だけでなく和歌山・岡山・京都・福井・三重そして東京など、全国各地から結集して開催されました。
鉄道存続に向けた市民団体の全国的な集まりとして11月開催された三段峡サミットの岐阜版。
私としては①費用便益計算が道路と鉄道では基準が違う。統一する必要があるのでは。②行政の鉄道に対する姿勢によって存続か廃止がなされてしまう。③公共交通機関といっても市民側には「赤字」「黒字」論で話されてしまいねじれが生じている現状があり、この「ベルリンの壁」を壊す必要がある。ことを話しました。
同じ交通であっても道路・空港・港湾は行政がそれぞれ「〇〇管理者」。しかし鉄道は行政が出資する第三セクターであっても「事業者」という現状。規制緩和とは土俵が同じでなければ競争にならないと考えています。現状では不公平なまま。整備新幹線は巨額な投資(千億単位)と言われるが実は道路予算の方が「隠されて見えない」巨額(兆単位・道路特定財源だけでなく地方税も投入されている)の現実を知ることから始まると思います。
この話、「鉄道」と言えば「マニア」と言われる(各方面から聞き飽きていますが)「ベルリンの壁」を壊すことから始めなければならない課題だと思います。専門的過ぎるので難解なテーマです。「〇〇反対」と言うことですむ問題ではありません。行政・事業者・市民が一体となった運動でなければなりません。私自身「市民運動」は嫌いでした。実現する力として「政治活動」に参加したわけですが、行政・事業者よりお粗末と言わざるを得ません。
会場の隣では市民向けのイベントが同時開催され、路面電車の重要性を地元の団体が訴えていました。
午後は一般参加もできるシンポジウム。再生プラン・同じ岐阜県の神岡鉄道の存続についての話があり、廃止の時間が迫っている中での存続へ向けた訴えがありました。私は富山県高岡市の万葉線の存続に重要な役割を果たした「万葉線とRACDA高岡5年間の軌跡」の書籍販売。同じ富山県人として全国に伝えたい!という気持ちです。
今週は日立に行く予定です。廃線になった地域のその後も見ていきます。これから新たな地域の未来を考えるために。各地に行く度に「ふるさと」が増えていきます。
多くの人に出会い、支えられながらNPO活動を進める楽しさ。会社・政治・NPOの三足の草鞋を履きながら確かな明日を切り拓いていきます。
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Ayame/1282/(RACDA高岡)
http://www.mirai.ne.jp/~design/(岐阜未来研究団)

投稿者 Tsuguaki : 2005年03月21日 21:22

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