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2007年02月11日
交通まちづくり会議in和歌山
会場で講演中の和歌山電鐵専務磯野さん 2月10日撮影 和歌山県和歌山市
昨日は和歌山に出かけました。
市民・行政・事業者の協力が鉄道を再生すると言うのは今まで言ってきたことですが、ここ和歌山では更に高専・大学の「学」が加わっている。
午前中は
①高野町
「モータリゼージョンにさらされたら都市は死滅する」安全で楽しく、歩ける歩行中心のまちづくり・交通政策の全体像を過去を見て進むべき方向を考えるという飯田市の事例からコンパクトシティに向けて交通も重要なファクターであることが基調講演で話されました。
②和歌山市
和歌山都市圏公共交通路線図(WAP・バスマップ)を中心に市としての公共交通行政についての報告
③海南市
公共交通衰退へのサイクルからめざすまちの姿を考え、①鉄道機能の向上②バス運行体制の充実についての施策・事業の報告
④紀の川市
①公共交通空白地帯の解消②合併前の地域巡回バスの統一を中心に来年度からの運行計画の報告
⑤和歌山高専
和歌山都市圏のモビリティ・マネジメントの実施状況について単なるアンケートではなく、かしこい交通の利用を促すことによる公共交通の利用促進効果があったことの報告
⑥和歌山大学
和歌山都市圏の事業所従業員の通勤行動についての結果を冊子・マップ・アンケートから分析した報告
⑦WCAN(和歌山市民アクティブネットワーク)
バスマップ制作に向けた経過と「マップを使う人」のターゲット設定から制作のコンセプトの決定過程の報告と今後に向けた課題提起
⑧総括
和歌山都市圏における「交通まちづくり元年」の成果と課題について調査・研究を踏まえ市民が自ら先頭に立って動く実践活動と創造的・行動的人材の育成が提起されました。
午後は
①和歌山電鐵
立ち上がった市民の声に応えて会社設立・運行開始した経緯から企業としての姿勢についてのお礼と報告
②近隣の計画と報告
滋賀県~京都府~大阪府への鉄道直通構想・伊賀市の交通計画・福井での利用者からの公共交通活性化・滋賀県でのコミュニティバス・タクシーの事例の報告
③交通とまちづくりパネルディスカッション
各地域・立場からの公共交通活性化について和歌山の状況を踏まえ社会資本としての公共交通を市民が考える必要性を議論しました。
一日にわたって内容の濃い会議で熱い議論はその後の懇親会でも続きました。アカデミックな視点での会議は今までの市民活動と一味違ったものになりました。
http://www.eco.wakayama-u.ac.jp/wcan/(和歌山市民アクティブネットワーク)
http://www.wakayama-dentetsu.co.jp/(わかやま電鐵)
投稿者 Tsuguaki : 2007年02月11日 21:28
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