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2004年10月12日
「若者7人集団自殺 友人に遺書メール 埼玉の山中、車内密閉し練炭」の記事
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041012-00000010-san-soci
日本の自殺者は交通事故死者より多いことを知っていますか?(約3倍の3万人)
物質的に豊かな反面、精神的に日本は貧しくなっているのではないかと思う。私の小学生時代に母方の祖母の家に行くと練炭を使い、七輪ですき焼きを作ってみんなで食べた思い出がある。このすき焼きがおいしかっただけに自殺の道具に使われるのが悲しい。
特に30代の自殺が増えていることが同じ30代としても他人事に思えない。高学歴であれば就職が約束されると考えられた学生時代、私は早晩終わると考えていたがしわ寄せがこのような結果になるとは思わなかった。正直「若いから」と言われるのはあまり気分は良くない。まだ日本が「やり直しのきく社会」になっていないのが問題だ。
雇用に関しても「終身雇用」が崩壊しただけでまだまだ「雇用流動」のある社会にはなっていないように思う。「リストラ」という失業者を生みだしたにすぎない。欧米の「再構築」の意味の「リストラ」が日本では「首切り」の意味に使われている。本来は「レイオフ」なのに。これでは経済の「拡大再生産」ではなく「縮小再生産」である。
一人一人がどう生きるかをそれぞれが考えなければならない。経済的にも精神的にも考える余裕がだんだんなくなりつつある時代に生きていると思う。昔が良かったと思うこともある今日この頃である。
投稿者 Tsuguaki : 2004年10月12日 23:06
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